住宅ローンの返済が滞る主な原因6つ

 

 

住宅ローンの返済に困ることになるきっかけは、誰にでも起こり得るものばかりです。

住宅ローンの返済が滞る6つの原因と、任意売却による生活の再建について解説をします。

 


 

住宅ローンの返済が滞る主な原因6つ

 

 

1)離婚

 

離婚をすることにより住宅ローンの返済を滞納することがあります。

さまざまなケースがありますが、たとえば住宅ローンの返済をしている夫と別れ、元妻や子供が自宅に住む続ける場合に、元夫が返済をストップしてしまうことも珍しくありません。

元妻に住宅ローンを返済できるだけの収入がある場合はよいですが、なかった場合は自宅を手放すのはもはや時間の問題です。

夫婦でペアローンを組んで返済していた場合も、家に住んでいない方が住宅ローンを滞納する可能性はないと言えず不安要素となります。

離婚

 

 

 

2)リストラ

 

勤務先の会社の業績が思わしくなくなり、リストラされてしまう方も住宅ローンが払えなくなる可能性が高いといえます。

近年では終身雇用制度は崩れ始め、働き盛りの40~50代の社員がリストラされてしまうことは少なくありません。

転職しても収入が下がってしまうことも多く、住宅ローンの返済に影響が出る場合があります。

リストラ

 

 

 

3)病気

 

住宅ローンの返済中に重大な病気や高度障害などになってしまい、住宅ローンが払えなくなる場合もあります。

団体信用生命保険に加入している場合は住宅ローンの契約者が死亡、または高度障害状態になった時点で残っているローン残高を肩代わりしてくれますが、強制保険ではないため、加入していない人の場合は病気などの理由で働けなくなっても住宅ローンの返済は続けなければなりません。

病気

 

 

 

4)老後破産

 

老後破産が原因で住宅ローンが払えなくなる人も大勢います。

日本経済新聞2020年10月5日付けの記事によると、晩婚化による借入時の年齢が高まったことと、住宅価格が上昇したことにより、フラット35の利用者(2020年)が住宅ローンを完済する予定の年齢はこの20年間で5歳上昇し平均73歳となったようです。

融資額が増えたことで返済期間が長期化し完済年齢も上がったので、と年金生活に入っても現役時代と同様の金額を返済しなければならず、無理な返済計画がたたり老後破産に追い込まれるケースが増えています。

老後破産

 

 

 

5)不動産投資の失敗

 

投資用不動産の購入後には修繕費・管理費・固定資産税などコストがかかるため、家賃収入を超える出費があることも少なくありませんが、資金繰りが苦しくなり投資用物件どころか自宅まで手放す方もいます。

医者や公務員、大企業に勤めている方はローンが承認される可能性が高く、不動産投資を持ち掛ける悪徳不動産会社から狙われるケースはよくみられます。(株式会社スマートデイズによるサブリース事業”かぼちゃの馬車”事件など)

投資に失敗したと気づいた時点で不動産を売却しようとしても、多額の住宅ローンが残って自宅を売却して債務整理をすることになる場合もあります。

投資失敗

 

 

6)コロナ禍の不景気による収入減

 

新型コロナの影響金融機関から救済措置を受けた人は、救済内容としては一定期間毎月の返済を利息だけにする元金据え置きを選ぶ方が多いようです。

しかし返済が伸びればその分金利が膨らむことになり、根本的な解決には至りませんし、低金利ローンへの借り換えも、新型コロナの打撃を受けた業界の方だと承認されにくいようです。

今のところは収入が変わっていない人も先行きは分からないため、危ない綱渡り状態といえます。

 

 

 

任意売却をすれば生活再建は可能です!

このように住宅ローンの返済が滞ってしまうケースは多岐に渡ります。

しかし共通しているのは返済が滞ったまま放置していると、いずれ自宅が競売にかかってしまうということです。

一方で任意売却によってその競売のリスクを回避・住宅ローンを返済することが可能なのもまた同じです。

住宅ローンの返済に困ったら、競売ではなく任意売却をして少しでも住宅ローンの残債を減らすことが重要です。

 

 

中古住宅も条件次第では売り手市場となります

中古住宅が良い売却価格で売れるかと心配な方々も多いかと思いますが、実際は条件次第で資産価値が大幅に下がらずに売却出来る場合があります。

近年では無理な住宅ローンを組まないために、あえて中古住宅を購入して自分好みにリノベーションをして住む方も多いです。

東日本不動産流通機構が4月12日に発表した「2021年3月の不動産流通市場動向」では、3月の首都圏の中古戸建て住宅の成約件数は1,629件で、前年度比25.8%と大幅に増加しました。*1

中古住宅も条件次第では売り手市場であるので、信頼できる業者に任せれば有利な状況で売却できる可能性が高いといえます。

 

 

任意売却で住宅ローン返済して、新しい生活を始めましょう。

大切な資産であるご自宅を売却する際は、きちんとした業者を選ばなければなりません。

とはいえ、任意売却の業者を選ぶといってもさまざまな会社があり、どれを選べばよいのか迷ってしまうのではないでしょうか。

安心できる任意売却の業者を選ぶ際には、一般社団法人 任意売却協会までご相談・ご依頼ください。

お客様のご相談内容や対応エリアに応じて、担当の協会加盟任意売却専門業者をご紹介いたします。

いずれも任意売却のプロなので、金融機関との交渉も安心して任せられます。

ご相談・ご依頼・ご紹介まで費用は一切かかりませんので、ご心配には及びません。

 

 


 

まとめ

 

今回は住宅ローンが払えなくなるきっかけについてご紹介しました。

景気の情勢や病気などで経済事情が大きく変わり、住宅ローンを滞納することになってしまう方は少なくありません。

しかし、任意売却をすることにより、少しでもご自宅を高く売ることが可能です。

万が一、住宅ローンの返済にお困りの場合は、一般社団法人 任意売却協会までお気軽にお問い合わせください。

 

 

 

参考記事

*1)ダイヤモンド不動産研究所「コロナ禍の資産バブルで中古マンションは空前の売り手市場に!」

 

 

 

▼執筆者:矢口ミカ

プロフィール:ライター・宅地建物取引士。不動産・リフォーム・転職・整理収納関連の記事を複数のメディアで執筆中です。主人が経営している不動産会社で所有する投資用不動産の入居者管理もしています。住まいに関する資格である整理収納アドバイザー1級、福祉住環境コーディネーター2級も取得済みです。

※記事編集:一般社団法人 任意売却協会 担当者