もう手遅れ?任意売却はいつまで相談可能?

 

 

任意売却は競売より高めに売却できる可能性が高いです。

なので、少しでも住宅ローンの残債を減らしたい方に最適な解決方法となります。

しかし、任意売却には期限があるということをご存知でしょうか?

この記事では、任意売却協会が手掛けた実際の案件に基づいて事例を紹介致します。

今回は任意売却の相談をするのが遅かったため、自宅と家庭の両方を失った山本さんの例をご紹介します。

 

※この記事では仮名や仮称を用いて、情報提供者のプライバシーを保護しております。

 

 


 

 

失敗事例:山本さん(東京都文京区)のケース

 

 

【この事例のポイント】

・住宅ローンの返済が滞ると催告書が届くようになる

・しかし任意売却によって競売を回避することは十分可能

・ただし相談が遅すぎると手遅れになってしまう可能性あり

・初めから一人で悩まず、家族や任意売却業者に相談するのが最善策

 

 

 


 

住宅ローンの返済を滞納するまで

 

 

東京都文京区にお住まいの飲食店経営者である山本さんは、専業主婦の妻と子(7歳)がいました。

5年前の2016年に都内のマンション1室を購入、仕事では新店舗もオープンしました。

その翌年からはインバウンド観光の恩恵に肖り、稼いでは使う日々が続きました

「当時はまさか、今のような状況になるなんて思っていませんでした」

山本さんの生活は、2020年の新型コロナ禍の始まりによって激変します。

 


 

新型コロナ禍で事業の経営が苦境に陥る

 

新型コロナ対策による客足激減・時短営業・酒類提供制限などで、山本さんのお店も経営難に直面します。

2つあった都内の店舗はたちまち経営維持が困難となり、事業活動を休止せざるを得なくなりました。

 

「収入は養育費や借金の返済に充てていたので、貯蓄も大して多くはありませんでした。」

「満を持して転職し妻もパートで働きましたが、育児との両立も難しく思うようにいきませんでしたね。」

 

徐々に家計の状況が厳しくなり、ついに自宅を手放すカウントダウンが始まりました。

 


 

住宅ローン返済の催告を無視、競売が迫る

 

住宅ローンの返済を滞納して4ケ月程度経った頃、債権者である金融機関から催告書が届いたそうです。

催告書の内容は「指定された期日までに滞納分を一括で返済しない場合は法的手続きを取る」というものでした。

 

「最後通告のようなもので、この時点ですぐに任意売却の相談をしていれば良かったと後悔しています。」

「後、やっぱり妻にも初めからきちんと相談するべきでした。」

 

 

競売開始決定の通知書が届く

 

催告書を放置していると、次は競売開始決定の通知が届きました。

いよいよ競売になってしまうと観念した山本さんは、その時初めて妻に自宅が競売になってしまうことを報告したのです。

 

「住宅ローンの支払いは私が管理していたので、妻は突然の報告に戸惑っていました。」

「問題を放置して後から重大な問題を告白した私に失望し、夫婦関係もそれからは最悪の状態でした。」

 


 

手遅れだった任意売却の相談

 

競売開始決定の通知書が届き、いよいよ競売は免れないと思っていた山本さん。

その時、知人から「任意売却の相談をすればまだ間に合うかもしれない」という話を聞いたのです。

しかし山本さんの場合、住宅ローン問題を先延ばしにしすぎたため、金融機関に交渉するには遅すぎたのです。

競売開始決定後は任意売却自体が難しくなるため、任意売却協会へご依頼頂いた時は、残念ながら既に手遅れでした。

 

「『任意売却の依頼には期限がある』ということを身をもって知りましたが、全て後の祭りでした。」

 


 

妻との離婚と競売で全てを失った

 

以下は当協会が最後に頂いた、山本さんからのメッセージの一部になります。

 

「妻と話し合い別居しておりましたが、今月初旬に離婚しました。

自宅も競売となり、私はこの身一つで住み慣れた家から追い出されました。

終わりの見えないコロナ禍で金銭的にも厳しい状況です。

何とか生活は出来ていますが、精神的にも限界が来ているようです。」

 


 

まとめ:手遅れにならないよう、任意売却の相談はなるべく早めに

 

任意売却に相談する時期が遅すぎたために、任意売却に失敗した山本さんの事例でした。

任意売却は住宅ローンの返済が困難になることがわかった段階から、ご相談することをおすすめします。

なぜなら、時間的余裕があった方が条件の良い任意売却ができるからです。

 

 

 

競売直前でもあきらめない!大事なのは「早めの行動」

 

催告書が届いても、それは競売開始の通知ではありません

競売が始まっていないなら、まだあなたの住宅ローンを返済できる可能性はあります

任意売却協会では競売秒読みだった案件を解決した事例もございます。

しかしまず一人で悩まず、早めの相談と思い切った行動をすることがあなたを救うのです。

 

 

 

24時間いつでも無料!住宅ローン返済についてご相談ください

 

今回の事例でよく分かる通り、任意売却を依頼できる期間は限られています。

「まだ大丈夫」ではなく「今なら大丈夫」という考え方が大切です。

 

任意売却協会では、全国の住宅ローン返済でお悩みの方々を救済しております。

任意売却のプロである当協会員を相談者様へ無料で24時間ご紹介しております。

 

フォームからのご相談は24時間いつでもOKです。

内容を確認した後に、協会運営本部から折り返しご連絡を致します。

お電話でもご連絡いただけますので、下記の番号までお気軽にお電話ください。

「任意売却の詳しい仕組みを知りたい」「リースバック出来ますか?」などの質問も大歓迎です!

 

 

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0120-128-278 (対応時間:平日9:30から17:30まで)

 

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▼執筆者:矢口ミカ

プロフィール:ライター・宅地建物取引士。不動産・リフォーム・転職・整理収納関連の記事を複数のメディアで執筆中です。主人が経営している不動産会社で所有する投資用不動産の入居者管理もしています。住まいに関する資格である整理収納アドバイザー1級、福祉住環境コーディネーター2級も取得済みです。

※記事編集:一般社団法人 任意売却協会 担当者

 

▼情報提供者:山本様(仮名)