任意売却協会のご利用方法
この記事では、一般社団法人 任意売却協会について詳しくご紹介致します。
任意売却の相談者負担金が¥0の理由などについても、こちらの記事をお読みください。
任意売却協会の設立理念と活動目的
任意売却協会の設立理念や活動の目的について解説します。
住宅ローンの返済でお悩みの方々を救済
昨今の日本では新型コロナウイルスによるコロナ禍の不況によって、住宅ローンの返済に関しての悩む方々は日に日に増している状況です。住宅ローンの返済プランを見直してから、金融機関へ条件変更を依頼するケースも増加傾向にあります。しかし新型コロナの不況以前からも、様々な理由によって住宅ローンの返済を滞納している人は多くいます。
住宅ローンの返済を滞納すると金融機関からの督促状が届きます。それをそのまま放置していると、競売の手続きが進められてしまい、最終的には自宅の強制接収・売却となり、不動産売却代金は債権者によって回収されてしまいます。
しかも競売では市場価格の5~6割程度でしか落札されないことが多く、たいていの場合は住宅ローンの残債がかなり残ってしまうのです。手元に自宅も資金も残らず、住宅ローンの返済債務だけが残ります。
そのため安値でしか自宅を売却することが出来ない競売を避けるために任意売却を検討する方々から、任意売却協会への相談が後を絶ちません。任意売却協会は、そのような住宅ローンの悩みを抱えている方々を救うために設立した団体なのです。
任意売却業者間のネットワークを構築する
任意売却協会では業者間の広いネットワークを構築しています。任意売却は一般の不動産取引の手法だけでは成り立たないため、売却をスムーズに進めるには任意売却専門のプロが手がける必要があると言えるでしょう。
任意売却協会への相談・依頼には、協会に加盟するプロの任意売却専門業者が対応を引き受けるため、豊富な経験と高い口コミ評価に裏付けされる安心・安全の対応で任意売却を要する人々の問題を解決しています。
また任意売却業者間の連帯を強め、相互協力による業界の発展を目指すことも任意売却協会の活動目的です。地域にかかわらず業者間の情報交換・案件紹介・任意売却の集客支援を通じて、任意売却の専門業者が更に集う組織を築くために活動しています。
こうして一般相談者のみならず、任意売却専門業者にとってもメリットのあるサービスを提供するために、任意売却協会は活動しており、ご相談を頂いた依頼主のご自宅を少しでも有利な条件で売却するための環境を整えています。
今回は任意売却協会が一般相談者・依頼者へ提供している「任意売却」のサービスについてご紹介致します。
相談者や依頼者が負担する費用は¥0
任意売却の相談・依頼に際する料金や報酬の支払いは発生しません。
にわかに信じがたい話かもしれませんが、何故なら任意売却を担当する業者は、報酬を相談者や依頼者から受け取らないからです。
詳しくは本記事後半でもお伝えしますので、是非読み進めて頂ければ幸いです。
任意売却協会へのご相談の流れ
ここでは、任意売却協会へのご相談の流れについてご紹介します。
①ご相談・ご依頼
まずは任意売却協会ホームページのお問い合わせフォーム、またはお電話(フリーダイヤル、平日9:30から17:30の対応)から、任意売却に関するご相談やご依頼・協会への加盟申請・その他のお問い合わせなどをご連絡ください。
お問い合わせフォームからのご連絡は、24時間体制で対応しております。緊急性に応じて通常対応時間外でも、協会運営本部がご相談を受け付けております。
お電話からのお問い合わせは、フリーダイヤル 0120-128-278までご連絡ください。ただしお電話でのご対応は、平日9:30~17:30までとなっておりますので、ご了承ください。
②協会が会員業者を手配
③案件対応
1.残金一括購入
まずはご相談対象の不動産物件について、借金が多く残らないように残債務で一括購入が出来るのかを相談しながら、解決策を見つけていきます。
持ち家の時価が住宅ローン残高を上回っている状態をアンダーローンと言います。その家の売却金額の方がローン残債を上回る「アンダーローンの場合」、売却した後、手元に残ったお金をその後の人生の準備資金に充てたりすることも出来ます。逆に持ち家の時価が住宅ローン残高に満たない状態をオーバーローンと言い、その場合は例えご自宅を売却したとしても返済債務は残ってしまうので、少しでも高い金額で不動産を売却する必要が出てきます。
上記のオーバーローンの状態などによって、残債務の一括購入が難しい場合は任意売却を検討することになります。
2.任意売却の交渉
任意売却の交渉は任意売却協会に加盟する任意売却専門の業者が対応致します。
残金一括買取をするのが難しいケースとなった場合は、任意売却協会加盟の協会員である任意売却専門業者が、債権者(金融機関など)と交渉しながら残った住宅ローンを分割して返済する任意売却を提案します。
任意売却の交渉が上手くいった場合は、市場価格に近い金額で売却することも可能なので、少しでも住宅ローンの残債を減らすことが出来ます。
また任意売却は通常の不動産交渉とは異なるため、任意売却に関する知識と経験を持つ専門業者に依頼するのが一般的です。しかし任意売却は不動産業者のみならず、行政書士・司法書士・弁護士など法律に関わる様々な業者が手掛けることもあり、特に初めて住宅ローンの返済について相談する方々や、任意売却初心者にとって、自分で最適な業者を見つけることはそう簡単ではないかもしれません。
任意売却協会はご相談案件エリアと案件内容に応じて、最適な経験を持つ協会加盟の任意売却専門業者をご紹介させて頂くため、どこの業者に依頼すればいいか分からない方でも安心して任意売却のご相談・ご依頼をして頂けます。
3.リースバック
*条件が合う場合は対象不動産の売却後に、買主と賃貸借契約を結んで借主として家賃を払いながら、そのまま自宅に住み続けられるリースバックという方法もご提案させて頂きます。
任意売却においてリースバックとは、債務者が売却した自宅を取得した新たな所有者(第三者)が、元の所有者である債務者と賃貸借契約を結び、”元自宅を借りる”形式で引き続き元の所有者である債務者がご自宅に住み続けることが出来るシステムです。
売却後も変わらず居住しているので、自宅が他人の手に渡っていることは周囲の人には伝わりません。
売却した後も自宅で暮らし続けたい人におすすめです。
※案件における諸条件が合う場合のみ、リースバックは成立します。詳しくはお問い合わせください。
費用:相談から対応まで料金は一切かかりません!
なお、いずれの方法を選んだ場合でも、任意売却協会がお客様から報酬を受け取ることはありません。
報酬は任意売却で成立した債権者(金融機関など)が得るはずの、不動産の売買代金から受け取ります。
なので、依頼主負担の料金等は発生しないのです。どうぞご安心ください。
まとめ
任意売却協会は、住宅ローンの支払いが困難になり苦しんでいる方々の救済を第一の使命と考えています。コロナ禍による不況が問題化している中で、購入した当初とは経済事情が変わってしまいご自宅を手放してしまう方は少なくありません。
もしも、住宅ローンの返済の見通しが立たなくなったときには、任意売却協会にご相談をしてみてはいかがでしょうか。任意売却協会では「任意売却のプロ」である業者をご紹介しますので、大切な資産であるマイホームを安心して任せることができます。
主に前述の通りのご相談の流れに沿って対応しますが、状況によって柔軟に対応策を変えることも可能です。ご相談者様のご希望をしっかりヒアリングさせて頂き、丁寧にご対応させて頂きます。ご依頼主様の明るい未来のためにも最善の方法を尽くしますので、住宅ローンの返済・競売などにお困りの方はぜひ、任意売却協会までお問い合せください。
▼執筆者:矢口ミカ
プロフィール:ライター・宅地建物取引士。不動産・リフォーム・転職・整理収納関連の記事を複数のメディアで執筆中です。主人が経営している不動産会社で所有する投資用不動産の入居者管理もしています。住まいに関する資格である整理収納アドバイザー1級、福祉住環境コーディネーター2級も取得済みです。
※記事編集:一般社団法人 任意売却協会 担当者